【社説】「お片付け解散」一年 保守党政権奪還も混乱続く日本
4月27日で、昨年の衆議院解散から1年を迎える日本。2020年5月18日に投開票された衆議院選挙では、当時与党の立国民主党が改選前286議席から57議席に撃滅。また連立与党のはやぶさも43議席から1議席と壊滅した。一方最大野党の保守党は改選前140から301の大勝で政権与党への復帰を果たした。保守党、国栄党の2政党連立による約11年ぶりの保国政権、広瀬総裁は悲願の保守再興を果たしたかのように思えた。
発足した広瀬新内閣は経済復興を掲げ、順調な株価回復などと合わせた緩やかな経済回復を成し遂げていたものの、11月の尖閣諸島有事など、外交安全保障面での過去にない事態が発生してしまい、混乱状態に陥る。
広瀬内閣は首相の急病により総辞職し、1年足らずの政権となってしまったものの、公認には同政権の官房長官であった建倍義和氏が就任することとなった。
建倍内閣は、総裁選を共に戦った日高、星田両氏を入閣させ、副総理2人体制、そして外交族である日高氏を外務大臣に据えた「外に強い内閣」であるとされている。その上、広瀬内閣での経済政策を支えた諸閣僚を軒並み留任させ、刷新は控えた。
一方、保守党内には祇園派が再び反乱の予兆を見せている。祇園元首相率いる2017年の合流組は、昨年の広瀬内閣の内閣改造時から自派閥が内閣に参加していない。祇園氏はこれに反発し、次期衆議院選挙までになんらかの改善が見られない限り、新たな行動を起こすことを示唆した、
保守党への政権交代から1年。10年以上続く政治混乱から日本を救うのは一体どの内閣なのか。
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