建倍義和総理大臣は、広瀬尋樹前総理が政界引退を表明したことを受けて、今年9月以降も自信が総裁職を続投することを目指すことを表明したが、反広瀬を標榜する党内の一部からは反発の声が上がっている。
建倍総理は今年2月、広瀬総理の実質代理として総裁職に強く推挙され、今年9月の広瀬氏復帰に伴って再び職を解かれる方針だったが、広瀬氏が健康問題により引退したことによって、建倍後の「本総裁選」をどうするかが問われていた。
建倍氏はそんな中今日のぶら下がり会見において続投を表明した。
「広瀬氏の意向に沿う(総裁選までは)何が起こるかわからないが、現時点では続けて行きたいと思っている」(建倍総理)
ポスト建倍には複数の候補がいるが、最大の候補とされていた日高氏は、今日出席していた首都圏経済フォーラム時の取材において「総裁選が来た時にどうするかと言うものは党内からの意見を幅広く聞きながら判断するべき。私は建倍氏を今後も支えて行くことに変わりはない」と述べ、現時点では建倍氏続投を支持する形となっている。
一方、今年2月に総裁選に立候補を画策した星田傑地方創生相は立候補を画策している。星田氏は「派閥による政治や裁定による決断は国民の意見を反映していない」として、今後総裁選が行われる場合には立候補することを以前から明言している。
また、祇園派の祇園政郎元首相は「建倍氏の続投は約束に反する。党内からの支持が得られるとは思えない」と話した。祇園派は建倍内閣の閣僚がゼロ。建倍氏の父である建倍経蔵氏が幹事長を務めていた2005年に、祇園氏が清水内閣不信任案採決の欠席を行なった反党行為など、父子そろって祇園派には因縁があるため、建倍氏は祇園派を冷遇していると見られる。
9月総裁選へ向け保守党内の動きが活発化している。建倍氏はこのまま首相職・総裁職に留まることはできるのだろうか。
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