建倍総理再選へ 最終日も立候補現れず 保守党総裁選明日告示

保守党総裁選は明日告示される。明日0時には告示され立候補募集が締め切られる。現時点では立候補は現れていない。現職の建倍義和総裁が無投票再選する見通しとなっている。

争点は「再戦の是非」

今回の総裁選挙は、広瀬前総理の後継として裁定された建倍氏の再選を認めるかどうかの是非が問われた。多くの派閥は建倍氏を支持する一方、広瀬氏らと対立する祇園氏・星田氏らの両派閥は真っ向から反対し、建倍氏側近の政治資金問題を週刊誌に告発するなど攻勢を強めたが、野党からも建倍総理の再選を求める声が上がり、国民的人気も高いことから自派閥以外の支持を得られず、再選妨害を断念した。

建倍氏は来週月曜に内閣改造へ

建倍氏は先月、総裁選後に内閣改造を実施することを表明した。今日午後の取材に応じた総理は「実施の意向は変わらない」として、複数の閣僚を交代させる意向を示した。また、塚田政調会長と向崎総務会長の党四役も交代する。
建倍内閣の閣僚で主に変更されるのは、副総理兼財務大臣である大渕洋氏。10月に行われる静岡県知事選挙に立候補する意向を示している。後任には神近官房長官の横滑りが有力。桂経済産業相は次期衆院選を待たず、年内で政界引退を表明する意向を示しているため交代する。このほかにも複数の閣僚が変更予定。
また塚田政調会長、向崎総務会長は役職を交代し、入閣する方針。

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